死んじゃだめだよ?!

鬱になって心療内科に通ってもなかなか楽になれずにいて、苦しくなって大学病院の精神科へふらっと行った。しばらく待った先の診察室にいたのは、大きな声で初っ端、タイトルの言葉をわたしに言ったのだった。

 

なおった今でも、成就してしまった人との違いはこの言葉があったかなかったか、それだけだと思っている。

 

治りたくて行ったのに死んじゃダメってそらそうやろ、と頭の中で突っ込んだ、その時はw

 

小柄で、白衣をひっかけてはいたもののチノパンにちょっとルーズなセーター着て病院の先生っぽくなくて、とにかく豪快な変人だった。そして繊細で優しい人だった。

 

わたしの「変人枠(キャラで確立させてつくり出す自由)の発見」は大半その先生の功績だと思う。1stで名前載せるくらい。

 

研究でたまに新聞に名前が載ったりするのに、病院HPなんかの外来の医師紹介で一人だけ写真も患者様がどうたらこうたらとかの文章も載せてなかった。

 

「がんばっていいよって時は俺が言うからそれまで待ってて」

 

それから今に至るまでその言葉の解除キーをもらっていないので、あんまがんばってないw

 

がんばるってたぶん、自分のしたいことのためだけに使うべき言葉なんだと思う。

 

成就してしまった美しい彼はずっと仕事をやめたがっていたという。仕事なんかなんでもあって選べるんだけど、話を聞いてしまうタイプだと説得を聞いて我慢してしまうってのはあるあるなのでそんなところなのかなと…

 

死ぬっていつでもできる。

死んだらできないやりたいこと、やるorできなくなってからでいいかなって。諦めることなくできる日までしまっておいて。

 

寿命とか天寿を全うするとかにこだわりはいまだに持てない。

でも言う

 

死んじゃだめだよ。

 

優しいギリギリの人を救える存在があるとしたら、ギリギリを知る優しい人だけなので。

 

少しでも普通の思考の時にふわふわ思ってみて欲しい、そしてわたしがギリギリの時に助けに来て欲しいw

 

ねっ。